私たちは刺鍼時に、鍼先の感覚やイメージで鍼を進めたり、留めたりすることが多いかと思います。
そんな時、ふと実際のところ鍼は今どこにあるんだろう?雀啄・刺鍼転向してるけど鍼はどう動いてるんだろう?
そう思ったことはありませんでしょうか。
体表を触診してる時、今触ってるのは〜筋だと思うけど実際はどうかな?
そのように思ったことはありませんでしょうか。
このような時、エコーで確認することによって鍼が今どこにあるのか、どう動いているのか、触ってる組織が何なのかを見てみることができます。
肩甲挙筋を治療してるつもりが、エコーで見てみたらもっと奥を治療していた事実がありました。
僧帽筋下部繊維(上行部)の触診がエコーを見てみたら大きくズレていたことがありました。
その他にも、それまでの思い込みとエコーで見た事実との違いにたくさん遭遇しています。
このようにエコーを用いることによって、それまでもっていた感覚やイメージを、より正確かつハッキリともって施術にあたれるようになると思います。
また、体表解剖・触診技術の習得にも大きな力となってくれると考えています。
注意事項
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※当会では運動器疼痛(Fascia:線維性結合組織の総称)に対してエコーを使用し、多職種との連携・共存・発展を目指しています。
※エコーは、薬事法classⅡの電子血圧計と同じ分類であり、公的保険診療外なら誰でも使用できる機器です。
※エコーを用いても鍼灸師が医師法に規定された医行為にあたる「診断」はできません。
ここでいう「診断」とは東洋医学的診断(証をたてること)ではなく、西洋医学的な病名を患者に伝えること、およびそれに類似した行為を言います。
※当会では、エコー検査料の自費請求およびエコーを用いた医薬部外品等の案内等は推奨しておりません。
※本案内の画像は患者さんに承諾を得て使用しております。
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超音波エコーを学びたい鍼灸師の先生は、
日本超音波鍼灸協会の教育プログラムをご受講ください。
https://www.jau-japan.or.jp/education
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