JAUは鍼灸業界活性化のために常にイノベーションを起こし、業界の常識に囚われない活動をしてきました。まず、超音波エコーを使ったエコーガイド下刺鍼®に取り組み、鍼の可視化を実現。
そして、現在取り組んでいる活動は、鍼DX(デジタルトランスフォーメーション)システム、すなわちAIを使った鍼施術支援システムと医師連携システムの開発を3社共同で進めています。
1.菊池製作所・Tcc Media Lab様との出会い
2021年5月菊池製作所様・Tcc Media Lab様よりご連絡をいただきました。
その内容は『鍼を超音波エコーで可視化し、素晴らしい技術を持っている!』と、当協会の技術・ビジョンに感銘をいただき、鍼のアナログ技術とデジタル技術を合わせて『何か作ろう!』とのお声から始まる。
Tcc Media Lab(株)
https://www.tcc-media.com/
2.エコー画像から原因部位を特定できないか?
『エコー画像から原因部位を特定することは可能なのか?』
この是か非を確かめるため、まずAIがエコー画像をどのくらい認識できるのかに取り組み、2022年10月より鈴鹿医療科学大学浦田教授、日本工学院八王子専門学校安斎先生のご協力のもと、頚部・腰部と部位は限定的であるが筋肉別に色分けしたエコー画像をAIにインプットすることに成功。
2023年5月現在2000枚→約80%識別可能
3.臨床現場で医療連携を可能にするためには!
『鍼灸師が臨床現場で医療連携するためにはどうすればいいのか?』
『病院やクリニックでの共通言語は?』
この課題解決のため、2023年1月より第1フェーズをアスリートメッド様が運営する武蔵野アトラスターズ整形外科クリニックで、Tcc様と医療連携システム開発のトライアル実験を開始、同時にエコーガイド下刺鍼Ⓡの臨床研究もスタート。2023年11月トライアル実験、臨床研究が終了。
アスリートメッド(株)
https://athletemed.jp/
武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック 理事長
長谷川雅一医師
https://musashinoasc.com/